私には2人の息子がいるのですが、性格が全く違います。

お調子者で飽きっぽい兄と、ひとつのことにこだわる頑固な弟。

できること、できないことも全く違います。

 

受験をする生徒も同じです。

同じような家庭が無いのと一緒で、同じような子はいないのです。

雑誌やネット、TVに出てきた子のようにうまくはいきません。

隣の子と同じようにやっても意味がないのです。

 

例えば多いのが、「何時に起きて、何時に寝ればよいのか」

人によって適正な睡眠時間は異なると思いますし、各家庭によって考えが割れる部分なので、なんとも言えません。

ただし、早起きはした方がよいでしょう。過度な早起きは日中の集中力を落とすので禁物ですが・・・。

 

また叱って伸びる子、褒めて伸びる子、これも両方いると思います。

当塾は比較的厳しい指導方針なので、叱ることも多いですが、しっかりと努力している子にはもちろん褒めます。

ただし過度に褒めることが逆効果になる子もいますし、無理矢理褒めることも成長を阻害すると考えていますので、

当塾では行いません。

 

本を読んでいたので国語ができるようになった子もいれば、

私のように子どもの頃全く本を読まなかったのに国語が得意教科になる例もあります。(この理由はまたどこかで)

ことわざや慣用句、都道府県を幼いころから覚えさせていて残っている子もいれば、綺麗さっぱり忘れている子もいます。

成功例から学ぼうと思っても意味がないのです。

上手くいかないと「うちの子は出来が悪い・・・」とか「なんで!?」となってしまうわけです。

子どもは機械ではないので、当てはまらない事があって当然ですよね。

 

反面失敗例から学ぶことは意味のあることだと思います。

しかし残念ながらメディアに取り上げられるのは成功例がほとんど。

失敗例を取り上げるものはなくはないですが、少ないですよね。

そこで塾の出番です。

どの塾であっても指導の効果が上がらなかった子は必ずいます。

その原因は様々で、上手くいかなかった場合は必ずその原因を突き止めていくはずです。

各塾の講師は、そういった経験を基に指導に当たりますので、今うまくいっていない生徒がいた場合にその原因を排除する術を知っているのです。(もちろんそれも万能ではありませんが)

上手くいった例はたまたまその子にとって良かったことかもしれません。

上手くいかなかった例だってたまたまその子にとって悪かったのかもしれませんが、

成功の要因は複数ある場合が多くつかみにくいですが、失敗の原因は突き止めやすいものです。

 

我が子に外から聞いた情報をあてはめようとしない!

親子間の関係が崩れる原因にもなりますので、気をつけましょう。