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15期生、まだ結果の出ていないところもありますが、ひとまず全員力を出し切ったということでここらへんで一度締めさせていただきます。

今回の15期生の受験結果はHP上で公開しております。

合格速報2026

今年も24名全員が進学先を確保しており、全員都内の私立中へ進学することとなりました。合格校数は24名で126校と過去最多、第二志望までの合格率も91.7%と例年より高い数値となりました。一方第一志望合格率は45.8%と初めて50%を割り込み、最も行きたいと思っていた学校に届かなかった子が多かった代でもありました。多くの子が悔しい思いをしたことでしょう。我が家も次男がその形でした。そこから1年経って思っている部分を中心に、何度か話していますが、今回は綴ってみようと思います。

第一志望に受からなかったら残念で、幸せではないのか。答えは分かりきっていますが「ノー」です。しかし「ノー」なのでしょうが、相当数この結果を引きずる子や親はいます。最後の保護者会でもお伝えしましたが、出てきた結果すべてに向き合い、受け入れ、そこから新たに進んでいかなければなりません。受験はこれで終わりですが、幾度も「受験は子育ての一環だ」とお話してきました。受験が子育ての一環であるのであればここでブツっと終わりになるわけはありません。ご存じの通り、甘えん坊の男子陣にわがまま放題の女子陣が集まった、手を焼きに焼いた15期生、この先もまぁ本当に手がかかるでしょう。これが家にいたらどうなってしまうかと思う子達ばかりがなぜか在籍していましたが、私達はもう十分に時間を過ごさせていただいたので、放牧させていただきます。それぞれのお家で引き取ってくださいませ。そうなるとここから親子で濃密な時間を過ごすことになるわけです。それでもこのあと子どもは中学生になり、すこしずつ親離れ子離れしていきます。でも、ここもう少し待ってもらいたい。

第一志望に落ちたとして、放っておいてもそのうち切り替わって前を向ける人が多いでしょう。でも時間が解決してくれず、いつまでも受け入れられなかったり、鬱屈した思いをため込んでしまう人はいます。ここ親の出番です。もう少しだけ子どもが前向きになって、成功体験を積めるよう動いてみてもらいたいなと思っています。子どもが楽しんでいる様子を見られたら、親の方も前を向けるようになる気がしませんか。

人生頑張ったら必ず良い結果が出るものだというのは間違っていますが、100%違うとも思っていません。「人生頑張っても良い結果が出ないことはあるが、それで終わりにせず良い結果になるまで動き続けることで最終的に良い結果にしてしまえ」というのが私が常に思っていることです。第一志望に落ちたからこそそこで「中学受験」を終わりにせず、「アフター中受」を実りあるものにしてしまって、「あの時落ちたけどむしろ良かったよな」と本気で思いこめるようになってしまえばいいのです。人生、上手くいかなかったときにどうふるまうのかが大事です。

我が家の場合はもうご存じの通り部活でした。メジャースポーツはライバルも多く、経験値の差が大きい。マイナースポーツに注目し、正直たくさんのお金と時間を割きました。私まで一緒に始めて、子どものやっていることを一からやってみて苦戦して見せています。楽しみながらも子どものやっていることの難しさや面白さを経験し、子どもも私よりぐんぐん上達していくのを誇りにおもっているようです。入学前後は「受かりたかったなぁ」と言っていましたが、今では「この学校にはいってよかったー」と言ってくれています。当初のねらいは達成できていますが、子どもとどんどん差が開くのが悔しいのと、単純に楽しいのでまだまだ続けます。

いろいろな新しいことを始められるのは私立のいいところだと思います。環境が整っているので色々な経験を積む機会に多く出会えます。でも、ここはただ待っているだけではその機会はつかめません。ぼーっとしていてそれでも与えてくれるほど甘えきった人間をなんとかしてくれる場ではないからです。子どもたちにはぜひ「やったことないこと」「たいへんそうなこと」を頑張ってチャレンジしてみる、楽しんでみる、そんな風になってほしいと思います。部活、運動会や文化祭などの学校行事、希望制の海外プログラム、ちょっとしたクラスの役割等。そこで無難な、今までの自分っぽいことだけでなく、やったことないことに一度チャレンジしてみてもらいたい。何かにならなくてもいい、何かに役立ちそうになくてもいい、今一生懸命になれるもの、打ち込めるものに時間を割けるのはとても幸せなことです。君たちはこのまま行くと高校受験がありません。大学受験がない子もいますね。大人は将来のために、大人になったら、といろいろ言いますが、そういうことを抜きにしてなんでもいいので熱中できるものを探しましょう。そして、それをつかむためにはとにかくなんでも飛び込んでみることが大事です。それが出来たらきっと今いる環境に身を置いてよかったなと感じるはずです。「めんどくさい」「やったことないし」「普通でいい」そんな言葉で機会を喪失するのはもったいない。数年間頑張ってようやくつかんだ場にそのセリフは似合わない。常にチャレンジャーとしての心構えを持っていてもらいたいと思っています。これは数年間君たちと接していて足りないなと感じている部分でもあり、もったいないなとも思っています。中学に行ったら、このことを少し思い出してみてもらえたら嬉しく思います。また、お父さまお母さまもここを少し促してやってもらいたいと思っていますし、子どもが頑張っていることをくだらないなと簡単に切り捨てることをやめてもらいたいなとも思っています。これは私からのお願いです。

 

話は変わりますが、受験直前期に子ども達に特に言ってきた言葉があります。「自分が出来ないということを認めろ」という言葉です。なかなかこの時代の塾で聞かないセリフですよね。文字に改めて起こしてみるととんでもないことを言う人間だなという気がしてきます。

私がどういう意図で話したのかというとこんな感じのことです。

「根拠のない自信はいらない。自分を高く見積もっているから必要な手順を踏まなくなるし、結果ミスを起こす。君たちは少なくとも勉強でそんなレベルにいられる人間ではない。じゃあもっと高い成績を残す子達と何が違うのか、それは生まれ持った才能の差か努力の差のどちらか、もしくはその両方です。その差をまず認めなさい。認めたうえでその差を少しでも縮めるために出来ることは何かを考えて正しく行動しなさい。計算が苦手だから式をしっかり書いて筆算を大きく残す。文章を読み間違えるから印をつける。文章だけでは理解できないから図を書いたりメモを書いたりする。見ただけでは覚えられないから何度も書く。一度に覚えられる量が少ないから細かに分けてお家の人に助けてもらいながら少しずつ何度もやる。テストでも同じ。変な自信を持たず落ち着いて自分なりの正しい行動をし続けなさい」

自分が何が出来ないのかを分かっている人は自分の出来ることをしっかりこなすようになる。子どもはまだまだ成長しますから、それを糧にしながらもっとたくさんのことが出来るようになります。自己肯定感だけが高く努力をしない人間はいつまでも自分が出来ると思い込んで周りに迷惑をかけたり、上手くいっていないことに気が付かず時間を無駄にします。今の、現時点の自分の立ち位置を把握する。その上で自分なりに出来ることを正しく実行する。中学受験はひとつ自分の立ち位置を教えてくれるいい機会になっていると思います。大事なのはそこでそれに向き合い、一度しっかりと受け入れること。そしていろんなことにチャレンジしてみること。第一志望であろうがなかろうがそれが出来れば実りある6年間10年間になるはずです。「本当は受かったはずなのに」その悔しさを頑張る原動力にするのであればいいですが、いつまでも受け入れず腐ることのないように。でもまず大事なのは大学受験がどうとかではなく、その学校で楽しく過ごすこと。楽しく過ごすためには頑張らなければなりません。「楽しく頑張る」君たちには何度もこう伝え続けてきました。

 

学校名を誇ってばかりで中身のない人間になってはいけません。つまらない人生です。

何かにつけて序列をつけて、他人を貶めてはいけません。つまらない人生です。

他人ががんばっているものを馬鹿にしてはいけません。つまらない人生です。

コスパ、タイパばかりを優先してはいけません。つまらない人生です。

中学受験をすると「小学生らしい生活」なるものを送れなくなるそうです。君たちを見ているとそんなこともなさそうですが、それならそうで、君たちは今後普通の中学生、高校生らしくない時間を送りなさい。普通の「○○らしい」生活なぞ送らなくてよろしい。行った先で特別な6年間を過ごせるよう楽しく頑張ってくれることを切に願います。そのためには他人に依存しすぎず、他人と比較しすぎず、自分の時間を、自分自身を大切にすることです。やりたいこととやらなければいけないことを両方がんばる子達でいてほしいと思います。

 

やっと終わった中学受験生活。色々な大人が「勉強の習慣を忘れないように」「これから頑張らないと周りについていけなくなるぞ」とか、スマホやゲームについてもいろんなことを言いますが、一度思いっきり遊びましょう。なかなか遊べなかった時間や相手、ゆっくりとれなかった一人で自由気ままな時間。存分に楽しんでもらいたいと思います。その後のことはこれまで書いた内容が分かってくれていれば問題ないはず。近くに住んでいる子ばかりなので、どこかでばったり会っても楽しく頑張っている君たちでいてくれると信じています。

 

お父さまお母さま、本当にお疲れ様でした。ここまで本当によく頑張りました。まだまだ発展途上の年頃の子どもにこの壁を越えさせるのは本当に大変ですよね。子どもが多くのことを学び成長する姿がほほえましく見えた一方で、親として見たくないわが子の姿を見ることになり辛い思いをしたことも多かったのではないでしょうか。子育てはわが子の今を受け入れることがひとつ大事で、そしてそれがとても難しいものだとも思います。中学受験はその部分を教えてくれ、親側が一歩成長できる良い機会だと考えています。これから中学生になりますが、冒頭で話した通り、もう少しの間、子どもの様子を見てやってください。大丈夫そうであれば手を離してみましょう。時に心配でついつい手を出してしまいがちになりますが、その距離感もすこしずつ親側が学んでいく必要があります。

またもし行った先の学校が合わなさそうだった場合、一度ご連絡ください。行けなくなったけどまた戻った子、やめてしまったけど新たな場で頑張っている子、さまざま見てきているので何かお手伝いできることがあるかもしれません。何も恥ずかしいことはないですし、うしろめたくもないので遠慮なくご連絡ください。

 

最後に私事ですが、今年40歳となります。30代のラストイヤーを15期生と過ごせたこと、うれしく思います。騒がしくて、なんとも頼りなくて、わがままで、非常に手がかかりましたが楽しかったですよ。君たちに授業することはもう二度とないですが、何かあってもなくてもふらっと教室に立ち寄ってくれたらうれしく思います。ではスタートアップ講座や全員参加を決めてくれたUSJ卒業旅行でまた会いましょう。

 

2026年2月6日

中学受験指導塾 應修会

塾長 茂山起龍

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