長期閉室と夏期講習
應修会は7/12~7/20の期間、通常授業の回数調整のため閉室させていただきます。
7/21からは長い夏期講習が始まるため、少しリフレッシュできる期間、ととらえて頂いて構いません。
特に4年生は来年から授業が大幅に増えるので、この夏休みは思う存分好きなことをしてもらいたいと思います。(勉強もしてもらいますが・・・)
ただ、全く勉強しない、というのも困りもので…高学年である5,6年生にはしっかりと課題をやるよう指示してあります。(夏期課題)
前々から案内は出してあったので、結構順調に進んでいる子が殆どのようです。
6年生にとっては最後の基礎知識復習期間となるので、そのひとつのツールである夏期課題は欠かせないものになっています。
ただ解き進めるだけでなく、自分の苦手分野と得意分野を認識し、夏期講習中に取り組むこと、そして秋からの課題を浮き彫りにしていってもらいたいと考えています。
保護者会でお話をさせていただきましたが、くれぐれも「苦手を全部つぶそう」と考えないようにしてください。目標として漠然としすぎていますし、成果はあらわれないと思います。
大事なのは「これは夏期講習の時にやったから大丈夫!」という単元、分野をつくっていくこと。
算数だったら、「平面図形は完璧!」「苦手な速さでなんとか点数をとれるようになった」
国語だったら、「四字熟語、慣用句は大丈夫!」「漢字には自信がついてきた」
理科だったら、「天体は得意になった」「力学がわかるようになった!」
社会だったら、「白地図には自信がある」「苦手だった近代史ができるようになった!」
などなど…
できるようになったら次へ、次へ。
できないうちにあれもこれも手をだし、結局何も身につかないのでは時間の無駄です。
そしてもうひとつ以前にも話をしましたが、数値目標を持つこと。
先日の日曜日に首都圏模試がありました。次の日曜日には四谷大塚の合不合があります。
夏期講習を経て、次の9月10月の模試でどれくらいの偏差値にすることが目標なのか、しっかりと明示しておくことです。頭で考えるだけでなく、他人にもわかるようにすることが大事です。
毎年この夏期講習で5~10偏差値を上げる子が多くいます。中には15上げる子もいます。
他人より努力をすれば、差は縮まっていくものです。
自分の志望校までの距離をしっかりとはかり、この夏でどれだけ近づけたいのかを認識すること。
それがわからないまま時間を過ごすのは、非常に効率が悪く、良い結果を望めません。
私も以前ここでダイエットの目標を掲げましたが、10kgの減量に成功しました。(「見えない」とよく言われますが…)
期間を定め、日々小さな目標を立てる。食べるのが大好きな私ですが、大分色々と我慢しました…。(今もしていますが)
ブロッコリーやキウイフルーツを毎日のように食べたり、夜は炭水化物を抜いたり。
でもたまに焼肉を食べたり、ジャンクフードを口にしてしまったり、意志の弱い私は誘惑に負けてしまいがちです。
その時に自分に課していたのが、「誘惑に負けるのはしょうがない、でも必ず翌日にリセット・調整をすること」です。
焼肉を思いっきり食べてしまった次の日は1000kcalに抑えるとか…。
計画を立てていても失敗してしまう時の原因によくあるのは、「バックアッププランを持っていないこと」です。
計画が途中で狂ってしまったあと、狂いっぱなしのまま進んでしまう。そしてどんどん予定とずれていき、未達成に終わる。
でも予定通り事が進むなんてことは、ありえないのです。
なので、最初から計画が崩れることを想定して、その時どうするのかを決めておくことが大事です。
夏休みの計画なんて、崩れるものの代名詞のような存在です。(6年生、「代名詞」わかりますよね?)
親戚がやってきたり、急に遊びに行くことになったり、夏風邪をひいたり、単にやる気がでなかったり…
休み前にこうやろう!と決めていたことに様々な妨害が入ります。予定は崩れていくのです。
そんな時に「なるべく早く修正する」そして「何重にもバックアッププランを用意しておく」
これが出来ていれば、長い夏期講習、目標を達成できるのではないでしょうか。
最後にひとつだけ。
学校の宿題はなるべく早く手をつけ、しっかりとやりましょう。
私は、
「読書感想文何書けばいいの?」
「自由研究のテーマ決まってない!」
といったセリフはお盆を過ぎると聞こえなくなる仕様になってますので、悪しからず…。