テスト直しについて
GWが終わり、テスト直しノートの提出が行われましたが、今一つ指示が伝わっていない子もおり、ここで見本もあげながらもう一度説明させていただきます。
まず、直しノートをつくる目的ですが、「同じ間違いをしないため」「似た問題に対応するため」「あとでノートを見直せば苦手な部分がわかるようにするため」の3つが挙げられます。
つまり、ただ記号や答えを書き連ねていくのは論外であり、間違えた理由に「うっかりミス」「間違えないように気を付ける」等と書いてしまうのは少しずれているのです。
やり方としては、
①正しい答え、②どこまで理解できているのか、③答えの求め方、④間違えた原因の解明、⑤関連知識
ここらへんがわかりやすくまとまっていると良いですね。
今から見本をあげていきますので、具体的に見てみましょう。
まずは算数です。
図や文章で情報を整理し、式も整然としていて見やすいです。何故間違えてしまったのか、その原因もはっきりとわかります。
ただし、算数は直していてもわからないことも多々あります。
その場合は、例えば「線分図まで書いたが、ここからわからない」とか「文章の意味は理解できたけど何をしたらよいのかわからない」等、理解できた部分を明示しておきましょう。そうすれば講師からの解説やヒントがかえってくるはずですので、それを基にもう一度考えてみればよいのです。
国語は読解問題の直しに苦戦する人が多いですが、こちらも良い見本があるので見てみましょう。
記述問題の解答までのプロセス、選択問題は消去法で間違えである理由が明示してあり、漢字の間違えも丁寧に直すことができています。このようにコツコツと自分の考えと正答とのズレを修正していくことが、読解では大切です。
社会はさっと直そうと思ったらすぐに直せてしまう科目ですが、しっかりと自分の苦手な部分を考えまとめると、意外に時間がかかります。
このようにただ答えをドンと書くのではなく、関連知識を調べてまとめたり、間違えたポイントをわかりやすく残すことが大切です。このようにまとめていくことで、知識問題への対応はもちろん、暗記だけでは対応できない問題にも強くなります。
理科も基本的には社会と同じですが、計算問題等は以下のように直しましょう。
このように、ただ解説を写すのではなく、自分で考えた過程を残すようにすると良いでしょう。
テスト直しは時間のかかる作業ではありますが、後々自分の大きな力となっていきますので、しっかりと取り組むようにしましょう。