27年度公立中高一貫校 適性検査 

ここ数年で益々激化している公立中高一貫校ですが、今年は共通試験が導入されることもあり、さらなる受験者の増加が見込まれます。私立とくらべてやや難しい学力判定方法をとっているため、保護者によっては混乱してしまう方もいらっしゃるかもしれません。

今回ここでは、西葛西近辺からの受験者の多い白鷗、両国、区立九段の入学者決定方法についてまとめておきます。

①都立白鷗
募集人数男女各80名(特別枠募集含む)

Ⅰ報告書
5年評定160点+6年評定160点=計320点(300点に換算)
Ⅱ適性検査
適性検査Ⅰ(作文)独自 100点満点(300点に換算)
適性検査Ⅱ(総合)共同 100点満点(400点に換算)

1000点満点で判定され、報告書の比率は30%となります。作文での得点力と学校から提出される報告書が万全の状態となっていると、合格の可能性が高まります。

②都立両国
募集人数男女各60名

Ⅰ報告書
5年評定400点+6年評定400点=計800点(200点に換算)
Ⅱ適性検査
適性検査Ⅰ(作文)独自 100点満点(300点に換算)
適性検査Ⅱ(総合)共同 100点満点(200点に換算)
適性検査Ⅲ(総合)独自 100点満点(300点に換算)

1000点満点で判定され、報告書の比率は20%となります。やや独自問題への比重が高めの構成となっています。適性検査Ⅲの理系問題での得点力が合否のカギを握ります。

③区立九段
募集人数区分A・Bともに男女各40名

Ⅰ報告書
4年評定280点+5年評定320点+6年評定320点=計920点(200点に換算)
Ⅱ適性検査
適性検査Ⅰ(作文)区独自 100点満点(200点に換算)
適性検査Ⅱ(総合)区独自 100点満点(300点に換算)
適性検査Ⅲ(総合)区独自 100点満点(300点に換算)

1000点満点で判定され、報告書の比率は20%となります。都立ではなく千代田区立となるため、すべての問題が独自のものとなり、基本的な国語力、数量・図形に対する感覚、日常生活でのアンテナの張り具合、多面的なものの考え方が重要となります。

残り時間も少なくなってきました。しっかりと対策を練り、万全の状態で本番を迎えられるようにしましょう。

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