中学受験において大事なのは、算数です。
他科目と比べ、合格者と不合格者の点数差が大きくなりやすく、合否を左右する最大の要因です。
当塾では算数に多くの時間をかけており、年間授業数も算数は国語よりも10%多く、
宿題や自習室での取り組みも算数を優先させています。
誤解があってはいけないのですが、私は国語が主担当ですので、国語をないがしろにしているわけではありません。
ただ、「国語ができれば他科目ができる」というのは少々乱暴かなと思います。
算理社担当の先生にも失礼な話ですし、国語が出来なければ受験は事実上不可能になってしまいます。
また、算数は御三家レベルあるが、国語は・・・といった生徒も何人もいますし、国語はできるけど、算数が・・・ということもあります。
他科目に国語力が必要ないとはいいませんが、他科目に求められているのは国語力ではなく、日本語力だと思っています。
この2つは似て非なるものです。
大事なのは国語力ではなく、日本語力です。脱線しそうなので、この話は別の機会にさせていただきます。
とにかく算数を重視している当塾では、講習のオプション講座も算数だらけ。夏期合宿も3泊4日朝から晩までずっと算数。
6年生の日曜特訓もずっと算数。通常授業も算数をとにかく優先させます。
ただ、そういうと「なんとか形を暗記しよう・・・!」としてしまいがちなのですが、
当塾では考えさせることを重視しているので、「あまり教えない」「過度にヒントを与えない」ということを心がけています。
質問に来ても最後まで教えません。また、まっさらな状態で質問に来ても答えません。
「今自分はどこがわかっていないのか」ということを自覚してもらうために、とにかく考えさせるようにしています。
(ここで挫けてはいけません。わからないまま、なあなあにしてしまうことが一番危険なのです。)
そしてヒントをもらって解いたものは、必ずもう一度自力で解きなおす。これを徹底しています。
時間のかかるやり方ではありますが、算数に王道なし。魔法のように出来る裏ワザはありません。
算数から逃げない!合格のために最も大事なことです。