講習中の様子
春期講習Ⅱ期も本日で3日目を迎えました。
長年やっていますが、4日間を1つの区切りにしていると、この3日目が一番生徒の疲れがたまっているように思えます。
最終日は翌日の休校日への期待からか、結構元気があるのですが、この3日目は「あと半分…」という気持ちがあるのでしょうか…。
講習中の様子ですが、やはり5年生が最も辛そうですね。
應修会は4年生→5年生の授業数の増加が激しく、講習中の授業は約2倍になっているので疲れを感じる子が多いのでしょう。
ただ、普段は宿題として出される課題を授業中に演習していく中で、「こういう風に宿題をやるのか」「こうすればもっと覚えられる」といった、4月以降の勉強につながる発見もできているようで、とても有意義な時間を過ごせています。
国語Tクラスでは、過去問演習もしてみました。
成城、獨協と男子中堅校を解かせてみましたが、40~70点くらいと、まだあと2年ある今の状態としては好感触な結果となりました。
過去問演習を通じての収穫は2つありました。
まず、漢字の重要性を認識できたことです。今回漢字・知識が20点分ある試験だったのですが、やはりまだ5年生ということもあり、殆ど取れていませんでした。しかし6年生までにしっかり覚えることが出来れば、今回失点した分を努力によって加点できるので、毎回の漢字テストで点数を取る意味を実感できたことでしょう。
もうひとつは、1か月半の間読解問題を解く際に、読むときも解くときも厳しい時間制限を設けて解かせてきた成果として、現段階で入試問題レベルでもしっかりと解き切ることが出来ていました。これは非常に大きなことで、大まかなフォームが整ったことによって細かな注意を実践できるようになるはずです。4月以降の授業を大きく発展させていくことができます。
4年生も4日間通い続けるので、どうかな…と心配していましたが、今のところ問題はなさそうです。
クラスの中の距離も縮まり、楽しそうに授業に臨めていること、そして切磋琢磨している様子がうかがえます。
ある程度きついカリキュラムを講習で消化するので、4月以降少し余裕をもてるようになるといいかなと思います。
6年生はまず社会でくっきりと差ができています。
講習中もしっかりと覚える、定着させることを怠っていない子と授業以外での勉強がおろそかになってしまっている子。
6年生は残り時間も少ないので、1日1日を無駄にしないよう、最大限の努力をしましょう。
(午前中も自習に来ていいのですよ…。毎日開室時間を聞いてくる6年生達…何のために聞いてくるのでしょうか…?)
算数は過去問にチャレンジしています。
Tクラスは先日麻布、昨日雙葉を解きました。麻布は60点中24~40点の間に収まっていました。雙葉は、大苦戦した子、5~6割ほどマークできた子、なんと満点だった子と様々でしたが、実践的な感覚は例年に比べて良いものを持っているなと感じました。トライしてみる精神が強い子が多いので、初見の問題にも強さを見せています。
公立中高一貫クラスは、講習中「書く」ということに重点を置いて授業を進めています。
ゴールとの距離感を実感してもらうために、模擬テストをしたり、作文を多く書くようにしました。
また、問題点を探ってもらうようなものも多く用意して、考えてもらう時間も多く用意しています。
明日でⅡ期は最終日を迎えますが、講習中は特に「ON-OFFの切り替え」を大事にするようにしましょう。
授業のある日と無い日、授業中と休憩中…成績が安定している子はこの切り替えがしっかりできる子ばかりです。
集中するときにしっかりと集中できるように、自分をコントロールしましょう。