應修会5期生卒業

應修会5期生へ

 

皆さん、お疲れ様でした。

そして保護者の方々、本当にお疲れ様でした。そしてありがとうございました。

第一志望に合格できた子、納得いく学校が決まった子、涙をのんだ子…今年も様々おりましたが、皆よく頑張ったと思います。

苦手な分野で攻められてしまったり、緊張からミスを連発してしまったり…試験自体はその時その時一回きりですから、自分の本来の力を発揮できないということはあるでしょう。ましてや12歳の子供、大半の子がはじめて「合否」という結果を突き付けられるわけですから、自分の思った通りにいかないこともあります。

「受験」という枠組みがある以上、結果はものすごく大事なものになります。ましてや小学生にとって、「結果より過程」と割り切ることはなかなか難しいでしょう。大人のようには考えられない部分はあると思います。中学受験は人生で一度きり。このタイミングでしかできないものですから。

ただ結果に関わらず、得たものはあったのではないでしょうか。

 

模擬面接の際、「中学受験を通して何か学んだことはありましたか?」という質問に対して、ある女の子が、

「両親をはじめ、周りの人たちに支えられているのだなと実感しました。」

と答えていました。

また、1月31日に行われた壮行会の際、「今まで色々とサポートしてくれてありがとうございます。」と述べた子や、「これで皆と離れるのは寂しい」と思いを吐き出してくれた子もいました。

 

私は、中学受験は「両親をはじめとした、人とのつながりをたっぷりと感じられるイベント」であり、「初めて大きな壁に挑戦するイベント」であると思います。長い年月をかけ、自分ひとりでは到底なし得ない目標に向かってしっかりと前進する。この経験はこの年頃の子ではなかなか得難いものです。同時に目に見えにくいものでもありますから、得たことを実感できていない子も多くいるでしょう。

できれば皆に等しく「合格」という結果を味わってもらいたかったと思いますが、今回の経験はきっと今後の人生の中で、大きく君たちを伸ばしてくれるきっかけとなるはずです。

しかし、勝手に伸びていくわけでもありません。何度も話してきましたが、ここがゴールではなく、今後も努力しなければならないのです。

合格した子は、わざわざ私立にいくのですから、それだけの価値を自分につけてほしいと思います。それぞれの学校の「ブランド」に見合うだけの、いやそれ以上の人間になってください。

「○○中学、○○高校に行っています。」それだけじゃダメなのです。その「ブランド」を取っ払っても自分の価値が変わらない、むしろそれ以上に輝いて見える人間になって欲しいと願っています。

今回涙をのんだ子は、この悔しさをバネに、強い人間になってもらいたいと思います。高校受験や大学受験、受験に限らず、君たちがリベンジできる場所、輝ける場所はこの先たくさん出てきます。一回で結果が出ないことなんてこの先いくらでも出てきます。ここで腐らず、歩みを止めず、次の目標を見据えてください。必ず結果が出る日は来ます。

 

ただまあ今は終わったばかりですからね。ひとまずゆっくりと休んでください。といっても、「いきなり暇になって何していいかわからない」状態ですよね?受験あるあるです。私もそうでした。ガーっと詰め込んできて、いきなり解放されると何していいかわからないものです。

すでに新中1生はスタートアップ講座が始まっています。早速英単語を30個ほど覚える宿題を出していたり、数学もまあまあなボリュームを課しています。次回の授業冒頭、テストしますからね・・・追試もありますよ。

せっかくつけた学習習慣をゼロにせず、適度に遊び、適度に学びましょう。

 

そして下級生の諸君!

5期生がせっかくかっこよく決めてくれたのですから、ここで気を引き締めて、あとに続いてください!自分の今思っている第一志望に合格できるよう、全力で努力しましょう。

 

では5期生のみなさん、あと少し授業はありますが、ひとまず卒業おめでとうございます!

本当にありがとうございました!

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