挑戦者としての心構え
夏期講習も3期目を迎え、中盤戦に突入しています。8月になり、来月からはもう「いよいよ受験まであと〇〇日」なんて文字が各所で見られるようになってきます。
5年生も5年下のテキストに入り、社会なんかは夏期講習の間に室町時代あたりまで進みます。新しく習うことが少なくなってくるということは、5年生にとっても受験が近づいてきていることを表します。
夏期講習、どうでしょうか?…という言い方もおかしな話なのですが、授業以外の時間は充実していますか?
4,5,6年生には夏季課題を出していますが、授業、宿題、夏季課題の3つをこなすのは最低限のやることです。毎年のことですが、應修会の生徒に余裕のある子などほとんどおらず、高いレベルにある子も高い目標に向かっていく形になることがほとんどなので、皆が追う立場にあると思っています。
まどろっこしい言い方をしても仕方ないので、バッサリ言いますけど、今年はあまりにもチャレンジャースピリッツに欠けている…ように映るわけです。自習室を使う子も今年は若干少なくて、それは別に構わないのですが、塾にいる間の様子を見るに、「講師の前でこれなのに、家ではちゃんとやってるのか?」と疑問に思うわけです。
厳しい言い方をしましたが、5,6年生ともにやってる量が少ない人間が多い。質うんぬんの話は後。まずは量を確保すべきで、1年のうちで量を最大限確保できるのが夏期講習なわけですよ。宿題・課題が終わったら「今の自分に必要なこと」の反復をしよう。背伸びしても意味がない。足元に土台、基礎の弱さに気づいていない人間は失速する。
王様みたいにふんぞりかえってる暇はない。チャレンジャーは忙しいわけ。あれこれやること多いの。自分にとっての高みを目指すって言うんならとりあえず足掻け。いいポジションを見つけて、いいプランを立てても選手が動かないんじゃなんにもならないのよ。
走る時に走って、休む時に休んで、遊ぶ時は遊んで、心身を整えて切り替えてやるのが合格までの最短距離なのよ。座ってる時間だけ長くてもダメ。とにかくやってる「量」を追い求めること。そしてそこに時間の縛りを与えること。とにかくダラダラしない。やることきっちりやれば、やらない時間ができたっていいんだから。
5年生は、努力の差が点数の差になって表れていますよ。夏季課題も多少遅れてるのは構いませんが、きっちり出来ていない子が多い。活動時間から授業時間、食事やら学校の宿題やらに費やす時間を引いても5時間ぐらいは生まれると思いますよ。だらっとしたり遊んだりしても3時間はあるかと。算数社会は宿題が多少あるとして、夏期課題に費やす時間はそんな無いでしょうか。出来れば復習、直しをしてほしいのですが…。
こちらも宿題以外で用意できるものが他にないか考えていきます。出来れば各レベルで選べるようになるといいのですが、ここはもう少しお待ちください。
「夏頑張ったから上がった!」は時期が来ればオートで感じられるものではなく、その感覚は自分の努力で掴みにいくもの。もう少し自分の日々の過ごし方を見直して、自分の足元の脆さを認識してもいいのでは?
夏期講習も残り一ヶ月弱。頑張りましょう。